さて、昨日の続き~

井上ウォルフは天真爛漫な頃のモーツァルトを乗りに乗って演じている、そんな感じを強く受けました。
本当に綺麗に歌うようになりました(って上から目線みたいな書き方ですが)。

そんな天才が、唐突な悩みや不安に襲われるさまが、並の人間なら矛盾に満ちているのですが、そこがモーツァルトの狂気に近いものもあるのかも知れません。
難しい役ですよね。

そんなモーツァルトを守ろうとして、自分より遥か先を進む天才の後ろ姿が見えなくなっているのにも気づかないパパ・モーツァルト・・・・・
実際の妻コンスタンツェが少しもモーツァルトの天才を理解出来ていなかった、とは言われていますが、パパ・レオポルド・モーツァルトにもその偉大さが理解出来なかったのでしょう。自分にコントロールできる天才と勘違いしてしまったのが家族の悲劇だったのでしょうか。

そう言えば、昨日の井上ウォルフを観ていて、古代エジプトでは巫女はリアルな空想によって病人を治療したと言う話を思い出しました。
血が止まったり傷が癒えたりするのをリアルにイメージすることで力を発揮し、現実の病人が治ってしまう、と。
だから「死」をリアルに空想することで、本当に死んでしまうのだそうです。

モーツァルトの死の話ですが、レクイエム作曲中の急死というのはそういうことなのかも知れません。
繊細な感受性は、死を弔う曲を構想することで、リアルな死を引き寄せていったのかも。
ましてや、亡き父からの依頼のレクイエムという妄想の中で、現実の死に捕らわれていったのかもしれません。

そういう繊細な狂気を井上ウォルフに感じ取れたのは、ファイナルですが良かったです。
最期の場面は、何と言っていいのか、創造への覚悟というか、芸術への思いとうか、そんな感情で心を打たれました。
やっぱり素晴らしい作品です。

まだこの話題を続けます。

あ、そうそう\(^_^)/
次がマイ楽と思っていましたが、千穐楽に行けることになりました\(^_^)/\(^_^)/\(^_^)/

今年はいろいろ最後まで楽しみが続きます\(^_^)/

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