さて、昨日の続き、というか改めて感想です。

その前にキャスト
アンドリュース〈設計士〉:加藤和樹/イスメイ〈オーナー〉:鈴木綜馬/バレット〈機関士〉:藤岡正明
ピットマン〈三等航海士〉エッチス〈一等客の客室係〉:戸井勝海/チャールズ・クラーク〈二等客〉:佐藤隆紀
マードック〈一等航海士〉:津田英佑/ジム・ファレル〈三等客〉:古川雄大/フリート〈見張り役〉:入野自由
ベルボーイ,ハートリー〈バンドマスター〉:矢崎 広/ブライド〈通信士〉:上口耕平/
ライトーラー〈二等航海士〉:小野田龍之介
エドガー・ビーン〈二等客〉:栗原英雄/アリス・ビーン〈二等客〉:シルビア・グラブ
キャロライン・ネビル〈二等客〉:未来優希
ケイト・マクゴーワン〈三等客〉:則松亜海/ケイト・マーフィー〈三等客〉:菊地美香/ケイト・ムリンズ〈三等客〉:関谷春子
アイダ・ストラウス〈一等客〉:安寿ミラ/イシドール・ストラウス〈一等客〉:佐山陽規
スミス〈船長〉:光枝明彦
その他:川口大地、須藤香菜

キャストに関して言うと、個人的には初演の国際フォーラム版よりも好きなくらいです。
なので期待も高かったのですが・・・・・

今回は豪華なセットよりも人間ドラマに主題を移した演出・構成ということでした。

でもなぜだか分からないのですが、一幕を終わっての印象はむしろ人間関係が希薄に感じられて・・・・・なぜなんでしょう?
人間ドラマを中心としたせいか、むしろ船長と航海士達やベルボーイとの関係性が希薄で印象に残らず、乗客の物語も却ってアッサリな感じがしてしまいました。

船のスタッフが避けられない運命に向かって時間と共に近づいている無情感が初演では強くて、見張りの「ノー・ムーン」なんか凄く印象に残ったのですが・・・・・・・・

ファンだからかも知れないですが、初演では通信係の鈴木綜馬さんと機関士の岡幸二郎さんの印象が強かったのですが、今回は存在感がなぜか薄くて・・・・・・・いや、藤岡さんは聴かせどころもあって、さすがに上手いなぁ、と感心させられたのですが、物語の中では存在感が軽くて・・・・・・通信士もあれだけだった?というくらいに初演の鈴木綜馬さんや岡田浩暉さんのマニアックな通信士の印象が鮮烈で、今回は消化不良な感じ。

事件が起こってしまってからも、救命ボートに乗る乗らない、乗れる乗れない、の運命の分かれ道もアッサリ感がぬぐえません。
大がかりな初演のセットを観ているせいでしょうか?
国際フォーラム版では、もっと助かりたい、ボートに乗りたい、といったドラマが際だったのに・・・・・・
その中での楽団の伝説的な演奏(浜畑謙吉さんでしたね)や乗船スタッフの献身、そこでこそ光る人間ドラマもあったような。

設計士・オーナー・船長を主役とした沈没に当たる人間関係は、初演よりもくっきりしていました。
初演ではオーナーが一身に悪を演じていましたが、今回は鈴木綜馬さんが演じていらっしゃるからか、そんなにあくどく感じなくて、オーナーの立場ならある程度は仕方のないことと感じました。その分、船長にはもっと毅然としていて欲しかったです。
あと、三人で責任を押しつけ合うところは・・・・・・・あんなものでしょうか?
設計士はいかにも今で言うところのオタク感が最後に溢れていて。
助かったオーナーの最後の苦悩の様子が憐れでした(>_<)
その後の人生を考えるとオーナーを待つ茨の道が想像されて・・・・・・・・・

あと、沈没シーンは人間ドラマと言っているのですから、あの場面を小芝居で見せずに、簡略化したほうが良いかも。むしろ、その瞬間の前までの覚悟を決めた人間描写に使って欲しかったです(いや、それはやっていましたね)。あの場面をあんなに、あのセットなら見せなくても良くない?

新演出で大ヒットということで期待していましたが、私の感想としては、国際フォーラム版の方に軍配が上がります。
ネットでチラホラと感想を見ると、今回の方が良いという意見も目にしますから、個人個人の感じ方の違いなんかも興味深く感じています。

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