昨夜、アップした時に動画リンクを貼りましたが、こちらの方がいわゆるCHESS IN CONCERTで舞台の雰囲気に近いのでまた貼っておきます。


とても良い曲なのですが、情感が溢れる分、日本語で歌って貰う方が本当は一層感動的です。
岡幸二郎さんのコンサートで印象深かったナンバーですが、舞台での石井一孝さんの方が「同じ空を見ている。この空は祖国につながる同じ空・・・・」という思いが溢れて感動的でした。
上手さとかではなくて、舞台だからこそ作られる感動とでもいいましょうか・・・・・・・

さて
ここから先はまたネタバレになるので、これから舞台を観る予定だとか、批判的な話は見たくない人はご遠慮下さいネ。
m(_ _)m

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昨夜、冗長とは思いつつ、冷戦期の空気みたいなものを思い出して懐かしくも感じた自分もいました。

物語は米ソのデタントが始まった時代なんですね。

デタントというのはそれまで「鉄の壁」をはさんで実際の政治・軍事行動が行われるか、国連での対決が行われるかという、直接的な対決だったものが、偶発的な大戦争を起こしかねないという反省から、米ソや東西ヨーロッパで政治・軍事の対話が行われるようになった、ということです。

それ以前は人や物の交流がなくて、いつ第三次世界大戦が始まるのか、それで世界が終わるのか、という緊張の世の中だったのです。

今の人には鉄のカーテンで世界が分断されていたなんて信じられないよね、と舞台が始まる前に感想を洩らしたのですが、「みんな教科書で習って、歴史で知っている」とは相棒の返事でした。

彼女とは一回り以上年が離れているので、「へぇ、そうなの」と聞いて思いましたが、リアルに東西の緊張を知っている者からすると、あんなに馬鹿げた隔離政策(東欧とソ連に住むと言うことは、それ以外の世界が存在しないが如く暮らすことを強いられることでしたから)が実現出来たのが今となってはウソみたいな話で、そういう事が知識として伝わっているのか不思議にも感じました。

二幕に入ると、イギリスに亡命したアナトリーが、今度は世界チャンピオンとして再びソ連からの挑戦者と対戦します。
場所はタイはバンコク。

今回はフローレンスがアナトリーと帯同し、マスコミのCIAだけでなく、フレディがインタビュアーとしてやって来ています。
ソ連もアナトリーを揺さぶるためスヴェトラーナを連れてきています。

当時のソ連や東欧では亡命を阻止するために夫婦のどちらかが西側世界(本当は東側=共産圏以外の世界なんですけど、こういう用語を当時のマスコミは使っていました)に出かける時は、片方は共産圏に留め置かれたのです。

米ソの駆け引きの中で勝負の取り決めが筋立てられますが、アナトリーはそれと関係なく勝ち続けます。
チェス盤でのささやかな勝利をソ連に譲るためにCIA工作でアナトリーを揺さぶるためのフレディの執拗なインタビュー工作やスヴェトラーナとの再会などありますが、アナトリーは勝ち進みます。

ハンガリー動乱で亡くなったはずのフローレンスの父がソ連領内で存命なことが判明し、アナトリーが棄権もしくはソ連からの挑戦者に勝ちを譲れば、彼女の父を解放するという申し出もありますが「ここで取引をしては、奴らと同じになる。自分たちはチェスの駒ではない」と、アナトリーは勝負を捨てず、それまでにもなく華麗なチェス捌き(という言葉はあるのかしら)で勝利します。
・・・・・・・ところが!

と最後にまたどんでん返しがあるのですが、そこは書かずにおきます。

観終わっての感想は「冗長」なのですが、一方では東西緊張の時代が懐かしいなぁ、と。
ところが相棒は「ただのチェスなのに、あんなに周りでばたばたしなくてもいいのに」と!

いやいや、あの時代を知っている者にはリアルにこういう駆け引きや工作があったとしても納得なのですがネ。
やっぱり教科書だけでは伝わっていないのかなぁ、と。

あんなウソみたいなことは、インターネットで繋がった世界からは更に信じ難い話です。
実際の世界では北朝鮮とチャイナ以外には情報は共有出来るようになりました。
今でこそ、一層信じられない物語世界なのだろうな、と思いました。

カーテンコール後に、中川晃教さんのスペシャルカーテンコールがあって本当にたまげましたが、こんな歌の上手い人がストーリー上ではいわゆるやられ役で憎まれ役なので、ちょっと進行に戸惑うのは事実かも(^_^;)

件の私の相棒は「アメリカ人らしい無礼なふるまいが、ヤンキーの嫌らしさを思い出させて嫌い」と言っていました(フレディのことね。アッキーが嫌いなんじゃないですよ)。

私はそういうところが「モーツァルト!」のヴォルフっぽくて面白かったのですがヘ(^o^)/

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