昨日の続き・・・・・・・

北野天満宮に落ちて助かった渡辺の綱が、見ると女の白かった腕は黒く、一面には銀色の毛がびっしりと生えていたそうです。
・・・・・・・・私が舞台で観た記憶では茶色かったと記憶していますがネ(-_-;)

綱はこれを持って、源頼光の元へ行きます。
頼光はこれを異様な事件と思い(そりゃそうでしょう)、早速、安倍晴明に占ってもらいます。・・・・・・・役者が揃いますね。

清明の見立ては「これは凶事です。綱は7日間物忌みのために家に謹慎が必要です。鬼の腕は私が仁王経を読んで封印しますので、厳重に管理しなくてはなりません」

もう、なんで7日なの・・・・・・絶対、なにか起こるに決まっているじゃない。
子供心には、この段階でブルブル・・・・・

一週間という概念のない時代ですけど(多分)、やはり聖書の神様と同じで七日目には一休み、というか、そんなに緊張は続かないということなのでしょうかね?

さて、一条戻り橋の鬼の正体はよく分からないです。
宇治の橋姫という伝承もあって、公卿の嫉妬深い娘が、嫉妬深さに苦しみ貴船神社で「鬼にしてくれ」と祈り、憐れに思った明神が条件を出すんですね。
それが丑の刻参りのアレです。いわゆる丑の刻参りの始まりでもあるそうです。
それをやりとげて鬼になったのが「宇治の橋姫」だそうです。

それから綱の名刀「髭切り」ですが、試し切りで罪人の首を切ったところ、髭まで綺麗に切れていた、ということでの名前だそうです。
でも、平安時代というのは「保元の乱」まで死刑が行われなかった時代ですから、そんな事が出来たかなぁ、と疑問。
まぁ、切れ味抜群の刀のようで、今は北野天満宮に所蔵される重要文化財です。

さて、物忌みで自宅に引き籠もった渡辺の綱の話に戻ります。
物忌みの六日目、綱の家に訪問客があります。
綱を大事に育てた義母・・・・・・それって何?誰のことなんでしょう?
乳母だというのなら分かりますが、いわゆる継母のことでしょうか?

物忌みの最中だから今日は会えないと返事をしますが「あんなに大切に育ててやって、遠くから訪ねてみれば、そんな薄情なことを言うなんて」と嘆かれてしまいます。
・・・・・・・・でも、事情を知れば、納得しそうなもの。
これは絶対何か起こるよ~(>_<)
観ていた子供心には、ここで恐怖心マックス・・・・・・

物忌みを破って、綱は義母を邸内に招きます。
厳重な結界の理由を綱が説明すると、義母は感心して興味津々。
すると義母は鬼の腕を見せて欲しい、と。・・・・・・・キャー、事件になる・・・・・・・

「母上、それはなりません」と言いますが、義母は強気に包みを開き・・・・・・・!
その腕を感心したように眺めていた義母の容貌は突然として変わり、あっという間に鬼に!
綱が止める間もなく「これは我のものよ。持って帰るぞ」と叫んで天井に飛び上がり、屋根の上に!

この場面の鬼が飛び上がってあっという間に屋根に乗る場面の宙づり?が印象的なんですよね。

家中の者が家の外に出てみると、屋根の上から鬼は空に浮かび上がって去って行く・・・・・・・・

これだけで、血なまぐさい場面なんかないんですが、物忌みから義母の場面が恐くて恐くて鮮烈に覚えています。
あまりに鮮烈だったので芥川龍之介の「羅生門」とか黒沢明監督の「羅城門」とも、この鬼の話だと思っていました。
なので、初めて読んだ時は驚きました。

それと、渡辺の綱は酒呑童子の鬼退治など、鬼との関わりも多く、鬼に恐れられた存在です。
なので、節分では渡辺姓の人は豆撒きしなくても、鬼は寄ってこないそうです。昔から渡辺さんは豆撒きしないそうです。
・・・・・・・ホント?

さて、今日は建国記念日「紀元節」です。
よい休日を(^^)/~~~

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