「ジキル博士とハイド氏」は1886年に出版されていますが、これは石工ギルド組合長が夜は盗賊として18年間にわたり活動していた男がモデルとされているそうです(プログラムの立野晴子さんの記事参照)。

1888年には有名な切り裂きジャック事件があり、1897年には「吸血鬼ドラキュラ」も出版されています。

この時代にロンドンでその名をとどろかせていた人物に、かのシャーロック・ホームズ氏がいます。
霧のロンドンは、工場と石炭ストーブにより生み出されたもの・・・・・チャイナのPM2,5みたいなものだったかも知れません。

世界帝国として空前の繁栄を遂げた大英帝国では、階級社会ですから富と貧困は現代のチャイナの規模を(地理的に)小さくしたようなものだったかも知れません。

貧困街に近寄れば、犯罪や危険と隣り合わせ。
体面と悪徳は表裏一体であったのでしょうか。

だからこそ、それまでになかったような凶悪犯罪が頻発し(でも貧困街では闇に葬り去られていたかも・・・・チャイナも埋めたりしていたし)、それを理解出来ない庶民の恐怖や焦り・不安みたいなものが深層心理には常にあったのかも。

だから、ジキル博士の物語のように、精神医学と科学から生まれた1つの解釈が用意され、その後、現実に「切り裂きジャック」を目の当たりにしたのかも・・・・・・
当時はサイコパスみたいな存在は一般には認識されていないし(今だって、良心を持たないという意味でのサイコパスは理解されているとは言い難い)、その存在を説明するには理由付けが必要だったのでしょう。

吸血鬼ドラキュラも、そうした説明役として生み出されたのかも知れません。

原作ではサイコパス的事件ではなく、二重人格や解離性同一性障害に関わる事件としての表現なのですが、モデルの事件はどうもサイコパスが社会適応するために演じた結果の石工長という隠れ蓑を作りおおせていた事件だったんじゃないかな、なんて思っています。

ジキル&ハイドがミュージカルのような物語になったのは映画化の過程のようですが、これは完全に二重人格じゃなくてシリアルキラーの体裁を持った物語に様変わりしています。これも時代の反映でしょうか。

うーん、あまりジキル&ハイドと関係ない方向に話が霧散してしまいそう・・・・・・

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