期待のスカーレット・ピンパーネルのことで補足。

これは1789に始まるフランス革命のすぐ後の話です。

フランス革命後、ロベスピエールを中心とした革命政府は、まず復讐として王族・貴族をギロチン送りにし、次いで革命を守るためと称して反革命分子や内部敵対者、と次々に断頭台送りにしていきました。

紅はこべ=スカーレット・ピンパーネルは、そんな時期の英国貴族がフランスに潜り込んで処刑されそうな危険に晒された者を救い出す快男児の物語です。
個人的には、苦しむ人民を救うためだった革命が、血の復讐のみならず(それも肯定しませんけど)、より多くの一般人を断頭台送りにした結果から、革命の熱情は間違いばかりを起こしている、と考えています。

大義のため、革命を守るためには必要なんだと言う主張に、若い頃は納得させられていました。
でも、今は間違いだと思います。
神ならざる人間には正解を分かって社会を作れる訳ではありません。少しずつ、改良を進めていくことが、より多くの者を幸せにしていけるのだと考えています。

そう言う意味で、私は革命否定論者です。

すでに民主革命を果たしていたイギリスがみるフランス革命も、そういう冷ややかな目が当時は多かったのでしょう。
結果的に紅はこべが生まれていますし、それだけでなく、ディケンズの「二都物語」もありますね。
こうした名作は、正義の名の下に、民衆が残酷な狂気に走る事を警告している気がするのですが・・・・・・

歴史を振り返ってみても、革命でより多くの人が幸せになった例というのは少ない気がします。
ロシア革命は、多くのロシア人を苦しめ続けて、結果1989年にソ連が倒されました。
チャイナの共産革命は、大躍進政策で億に近い数の人民が亡くなった上に、文化大革命で数千万人が殺されたとも言われています。
ポルポト革命も国民の何割が殺されたことか・・・・・・

結果論的にも良かったと言えそうなのは、革命ではない明治維新?
手前味噌と言われるかも知れませんが、明治維新は不思議ですね。
革命後の血の粛清が殆ど行われないまま、国民国家の形成に成功していますね!
革命じゃないからこその成功でしょうか。

なんていう認識だから、「1789」が今ひとつ心に迫ってこないのかも知れませんネ。

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